2022.02.19

雪の日の静けさ

 

「静かだと思ったら雪が降ってる」

そう思ったことはありませんか?

気のせいじゃないんですよ。ちゃんと化学的な理由があるのです。

今日は『雪の日を静かに感じる理由』をお伝えします。

 

音というのは振動です。

ピアノを弾くとハンマーが弦を叩き、弦が震えます。

そして周りの空気が震えます。

空気の震えが人の耳に届き、鼓膜が震えることで「聞こえた」と感じます。

”音=空気の振動”

これを覚えておいてください。

 

理由1・雪は空気の振動を吸収します。

音が私たちの耳に届く前に雪に吸収されるので、鼓膜を震わせる振動が減るのです。

振動が雪に当たると、六角形の結晶内で反射を繰り返し、閉じ込められた振動は小さくなって消えていきます。

降ってくる雪だけでなく積もっている雪も音を吸収しますから、たくさん積もると とっても静かに感じます。

 

理由2・気温が低いと音が伝わるスピードが遅くなる。

空気中の音が伝わる速さは温度によって変化します。

温度が低い環境では、音はゆっくり伝わり、人の耳に届きにくくなります。

 

以上の2つの理由から、雪の日の静けさが作られるんですね。

あの静かな夜は嫌いじゃないですけど、静けさに気付いてドキッ!として、外の様子を確認するのはもういいです〜

今シーズンはこれ以上積もりませんように!