2025.12.27

深夜メンテナンス症候群

 

先日、深夜にダイニングテーブルの天板を削りはじめました。

もう何年も前から、細かな傷やへこみが気になってはいたのですが、

「いずれ買い替えるかもしれないし…」

と思い、そのまま使い続けていました。

 

ただ、このテーブル、サイズ感や高さ、延長可能なところなどがとても使いやすいのです。

「同じようなものを探して買い替えるくらいなら、気になる天板を塗り替えて、もう一度きれいに使おう。」

そう決意したのが、真夜中でした。

心が決まった途端、居ても立ってもいられなくなり、静かな家の中で作業を開始。

紙やすりをかけ、天板の表情が少しずつ変わっていくのを眺めながら、気が付けば時間を忘れて没頭していました。

こうした

“夜中にふと思い立って、黙々と作業を始める”

ということ、私はけっこう多いのです。

特に多いのが、台所まわり。

・くすんできた鍋を磨く

・切れ味が気になって包丁を研ぐ

・毛羽立ってきたまな板を、軽く鉋がけする

なぜかこれらは、いつも真夜中。

昼間にはやらないのに、夜になるとスイッチが入るように

「今、整えたい」

という気持ちがむくむくと湧いてきます。

 

誰にも邪魔されず、音も少なく、ただ手を動かすことに集中できる時間。

私はこれを【深夜メンテナンス症候群】と呼ぶことにしました。

考えてみると、壊れたから直すのではなく、使えなくなったから手放すのでもなく、

『まだ使えるものを、もう一度気持ちよく使うために整える』

という行為なのかもしれません。

ピアノの調律やメンテナンスも、本質はとてもよく似ています。

こういうこと、皆さんにはありませんか?

夜中に急に片付けたくなったり、磨き始めたら止まらなくなったり。

もし心当たりがあったら、それはきっとあなたの中にも【深夜メンテナンス症候群】が潜んでいるのだと思います。

静かな夜にだけ現れる、ちょっと不思議で、でも心地よい癖です。

同じ症状の方は、睡眠不足にお気をつけください。