先日、深夜にダイニングテーブルの天板を削りはじめました。
もう何年も前から、細かな傷やへこみが気になってはいたのですが、
「いずれ買い替えるかもしれないし…」
と思い、そのまま使い続けていました。
ただ、このテーブル、サイズ感や高さ、延長可能なところなどがとても使いやすいのです。
「同じようなものを探して買い替えるくらいなら、気になる天板を塗り替えて、もう一度きれいに使おう。」
そう決意したのが、真夜中でした。
心が決まった途端、居ても立ってもいられなくなり、静かな家の中で作業を開始。
紙やすりをかけ、天板の表情が少しずつ変わっていくのを眺めながら、気が付けば時間を忘れて没頭していました。
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こうした
“夜中にふと思い立って、黙々と作業を始める”
ということ、私はけっこう多いのです。
特に多いのが、台所まわり。
・くすんできた鍋を磨く
・切れ味が気になって包丁を研ぐ
・毛羽立ってきたまな板を、軽く鉋がけする
なぜかこれらは、いつも真夜中。
昼間にはやらないのに、夜になるとスイッチが入るように
「今、整えたい」
という気持ちがむくむくと湧いてきます。
誰にも邪魔されず、音も少なく、ただ手を動かすことに集中できる時間。
私はこれを【深夜メンテナンス症候群】と呼ぶことにしました。
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考えてみると、壊れたから直すのではなく、使えなくなったから手放すのでもなく、
『まだ使えるものを、もう一度気持ちよく使うために整える』
という行為なのかもしれません。
ピアノの調律やメンテナンスも、本質はとてもよく似ています。
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こういうこと、皆さんにはありませんか?
夜中に急に片付けたくなったり、磨き始めたら止まらなくなったり。
もし心当たりがあったら、それはきっとあなたの中にも【深夜メンテナンス症候群】が潜んでいるのだと思います。
静かな夜にだけ現れる、ちょっと不思議で、でも心地よい癖です。
同じ症状の方は、睡眠不足にお気をつけください。
