2020.10.31

楽器のおもちゃの選び方

小さなお子様のおもちゃ選びって、こだわりたいポイントがいくつもありますよね。

おもちゃの中でも『楽器のおもちゃ』はどのように選びますか?

私なりのチェックポイントが3つありますので、お伝えします。

 

まず、1つ目は『安全性』

触っていて怪我をしないか?

舐めても大丈夫か?

これは何より大切だと思います。

 

2つ目に『正しい音程』

何十年も前は、メチャクチャな音程のものが平気で売られていた時代でした。

鍵盤のおもちゃの「ド」を押して「ソ♯」の音が出たりするんです。

現在はそれほど酷いものは見なくなりましたが、音程が不安定なものは結構あります。

電池式のものは電気が弱くなると、音が変化しますので、おすすめしません。

絶対に避けたいのは、狂った絶対音感が自然に身に付いてしまうことです。

音程が正しいことを謳っている商品を選んでください。

 

3つ目は『生の楽器』

これ、実は大切なポイントなのですが、見落としがちなことです。

デジタルの音では無く、生の音が良いのです。

アメリカの子供番組『セサミストリート』では、使う音楽は全て生の楽器によるものだったと聞いたことがあります。

子ども達の感性の為にと考えられて、そのように制作したそうです。

 

強く叩くと「強い音色」、弱く叩くと「優しい音色」になるのが生の楽器。

デジタルは強弱がつくものだったとしても、強く叩くと「大きい音」、弱く叩くと「小さい音」が出ますが「音量」に違いがあるだけで 「音色」に違いは生まれません。

この差が、後に大きな差になります。

生の音にたくさん触れた子は、些細な音色の違いが分かるように育ちます。

語学学習に有利な聴力も同時に身につくのです。

 

小さなお子様でも、お家の方のおひざに座らせてあげて、一緒にピアノを弾いてみませんか?

お子様がグーで叩いてもピアノは壊れません。

安心して本物に触れさせてあげてください。

もちろん、正しい音程に調律することをお忘れなく。

 

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