2022.04.23

ピアノにも防虫剤を!

 

衣替えの季節ですね。

衣類の防虫剤はご用意なさいましたか?

ピアノの分も買ってきてくださいね。

アップライトピアノなら、写真のように屋根を開けて内部にぶら下げるのがおすすめです。

これならご自身で交換できますし、薬剤が広がりやすいと思います。

グランドピアノは引き出し用の小さいものをご用意いただければ、調律時に中に入れておきます。

 

ピアノには上質なフェルトが使われています。

ですから、セーターを食べるあの虫達に狙われているのです。

『カツオブシムシ』という甲虫と、蛾の一種で『イガ』の仲間です。

この虫が幼虫の時にフェルトを食べます。

カツオブシムシは4〜5月、まさに今頃に大発生するそうです。

そして、イガは多ければ年に3回も発生するんですって!

 

よく弾いているピアノは虫喰いの被害が少ないのは事実ですが、絶対食べられない訳ではありません。

かなり弾かれるのに、現在進行形で食べられているところを見つけたこともありますから防虫は必要です。

市販の衣類用の防虫剤で大丈夫ですよ。

ターゲットが同じ虫ですし、最近の防虫剤は金属のボタンやファスナー、革やプラスチックなどにも安心して使えるものになっていますので、ピアノにも安心して使えますよね♪

 

ひとつだけ、ご注意ください。

お子様やアレルギーのある方への優しいハーブタイプの防虫剤がありますが、それを入れていて食べられたピアノがあります。

直接肌に触れたり、大量の成分を吸い込むことはピアノに入れていれば、無いと思いますので、ピアノにはしっかり効くものをお選びください。